豊島竜王から“学び”…藤井三冠「1手1手の読みや最善を追求する姿勢見習っていきたい」王位の就位式で
将棋の藤井聡太三冠が28日、防衛を果たしたタイトル「王位」の就位式に臨みました。
黒の紋付き袴姿で壇上に上がった藤井聡太三冠。今年8月に防衛を果たしたタイトル「王位」の就位式に出席しました。
今期の王位戦の挑戦者は、大きな壁となっていた豊島将之竜王。第1局は1時間半以上の持ち時間を残し完敗しましたが、その後連勝し、4勝1敗で防衛しました。
藤井三冠:
「自分で形勢を損ねてしまった将棋が多く、課題の見つかったシリーズでした。この課題をしっかり見つめなおして前に進んでいけたらと思っています」
就位式には師匠の杉本昌隆八段もかけつけ花束を贈呈、祝辞を送りました。
杉本八段:
「藤井王位の活躍に慣れてしまった感がありまして、これからも一局ずつ、毎回注目していただきたいなと思っております」
現在は四冠目を目指し、竜王戦七番勝負の真っ只中。これまでタイトル戦だけでも12局戦っている豊島竜王から、得たものがあるといいます。
藤井三冠:
「豊島竜王の1手1手の指し手にかける読みだったり、最善を追求する姿勢は強く感じたので、見習っていきたいところだなと思っています」