3年前、名古屋市名東区で中学1年の女子生徒が自殺した問題で、遺族が検証委員会の設置を求める要望書を提出しました。

 2018年、当時中学1年生だった齋藤華子さんが自殺した問題では、当初「いじめはなかった」と判断されていましたが、その後再調査委員会による調査で判断が覆され、部活動でいじめがあったと認定されました。

 再調査の報告書にはいじめ自殺を防ぐ対策についての提言が含まれていて、4日に河村市長を訪れた華子さんの父・信太郎さんは、対策が実施されているか検証する委員会の設置を求めました。

華子さんの父・信太郎さん:
「報告書が無視されている状況に今なっていることは、遺族としては非常に受け入れがたいし、このままでは学校も教育委員会も変われない」

 名古屋市は10月、いじめ対策のプロジェクトチームを立ち上げていて、河村市長は「プロジェクトチームの提言を待って、なるべく早く設置を進めたい」としています。