新型コロナの影響を受けている大学生にも少しずつ「日常」が戻り始めています。

 5日、名古屋市天白区の名城大学で始まった「大学祭」。50以上のブースが出店し、多くの学生で賑わいましたが…。

(リポート)
「今回参加できるのは在校生のみということで、生徒たちは学生証を提示して校内に入っていきます」

 新型コロナ対策で参加できるのは名城大学の学生だけ。人数も5000人を超えないように、入口でカウントしていました。

 まだコロナの制約が続いているように見えますが、それでも去年に比べると日常に近づいたといいます。

名城大学祭の実行委員長:
「(去年は)1年生限定ですね。3年前のコロナ禍以前の大学祭に近いものを再現できたのは、すごく嬉しいなって思いますね」

 去年は参加者を1年生の1000人に限定。今年も「学生限定」ではありますが、規模を拡大できました。

 全面的に中止した飲食の模擬店も復活。学生は調理を伴う食べ物の販売はできませんが、業者のキッチンカーも出店し賑わいを見せていました。

 チアリーディングのステージでも、事前に収録した掛け声を流すなどして感染対策を徹底。

 学祭の実行委員長も「私生活や大学生活もすごい縛られたんですけど、ここまで苦しかった分の鬱憤をこの2日に込められたなって思います」と話していました。