中部国際空港が今年の中間決算を発表。赤字幅は縮小しましたが、純損益は2期連続でのマイナスとなりました。

 中部国際空港の今年4月から9月までの決算は純損益で62億4000万円の赤字で、去年より32億円あまりの増益となったものの、2期連続の赤字決算となりました。

 国内線を中心に需要が一部回復しましたが、新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言が相次いだ上、国際線でも入国制限が続くなど利用客が戻らなかったことが響きました。

 通期についても純損益で125億円の赤字となる見通しで、2期連続で通期赤字となればリーマンショックや新型インフルエンザの流行を受けた2008年・2009年以来だということです。

 中部国際空港の犬塚力社長は、今年度の後半から国際線の利用が徐々に回復に向かうとみているとした上で、「需要の回復に備えてまいりたい」としています。