愛知県弥富市の中学校で、男子生徒が同じ学年の男子生徒に刺され死亡した事件について、明らかになっていることを時系列で整理します。

 2年生の時、2人は同じクラスでした。去年9月の生徒会選挙に、被害生徒が立候補。その時の事を、逮捕された生徒は今年2月のアンケートで「応援演説を頼まれたのが嫌だった」と答えています。

 その後の面談の際、被害生徒について「友人と話している時に割って入ってくるのが不満」「給食当番の時、箸をすぐに渡してくれないことがあった」などと悩みや不満を打ち明けていました。

 そして今回、このアンケートの際に「いじめられていたことがあるか」との問いに「ある」と答えていたことが明らかになりました。

 その後、3年生では2人は別のクラスになります。男子生徒は11月14日から16日にかけての修学旅行の際、禁止されている携帯電話の持ち込みが見つかり、学校側から注意を受けます。

 捜査関係者によりますと、逮捕後の取り調べで事件の「およそ10日前に殺す事を考えた」と供述しており、それが修学旅行の日程に該当します。

 修学旅行から戻るとネット通販で凶器の刺身包丁を購入し、24日の事件へと至りました。