愛知県豊川市の神社で、初詣のようにお参りができる「幸先詣」が始まっています。

 愛知県豊川市の砥鹿神社で12月1日から始まったのが…。

砥鹿神社の権禰宜:
「『幸先詣』という形でですね、正月に先立ちまして幸先良く年を迎えていただくための準備をさせていただいております」

 幸先詣とは、「幸先よく新年を迎えるよう年内にお参り」することです。

砥鹿神社の権禰宜:
「ご時世柄、あまり密になっていただいても困ります。分散参拝という形で幸先詣を行っていただきたい」

 コロナ前の正月三が日には、あわせて18万6000人の参拝客が訪れていたというこの神社。幸先詣は去年から始めていましたが、年末の数日間のみ。今年は分散参拝をより推奨するために12月1日から始めました。

参拝客:
「すごく良いご縁をいただいたなと。スタートダッシュできた」

 境内には、すでに正月の縁起物の破魔矢や熊手も並べられていました。さらに、幸先詣に合わせ今年から用意したものも…。

砥鹿神社の権禰宜:
「幸先詣限定とさせていただきまして、12月1日から大みそかまで、特別な御朱印を用意させていただきました」

 銅色に輝く御朱印。来年の干支・寅も描かれ、大みそかまでとなっています。この御朱印をお目当てに静岡県から訪れたという夫婦も…。

静岡から訪れた夫婦:
「ありがたい、お色が。良いことが起きそうな。毎年すごく混んでますので、時節柄、気を使った方が良いかなと」

砥鹿神社の権禰宜:
「皆さま、三が日等は避けていただいたんですけれど、もうちょっと分散していただくために、ひと月前からお参りをしていただきまして、新年をお迎えいただきたい」