愛知県常滑市にある中部国際空港の「2本目滑走路構想」は、完了すると空港の発着能力が1.5倍となる計画です。

 愛知県の大村知事は14日、名古屋市内で開かれた会合で、2本目滑走路構想の第一段階として、現在使われている滑走路の東側に、2026年度中にも新たな滑走路を建設する計画を正式に発表しました。

 さらに第二段階として、空港西側沖合の埋め立てが完了する2037年以降、もう1本新しい滑走路を建設。現在の滑走路は廃止し、新しい2本の滑走路を運用するということです。

 愛知県などは、新型コロナ収束後の航空需要回復に向けて整備を急ぎたい考えで、計画が完了すれば中部空港の発着能力は現在のおよそ1.5倍となる見込みです。