「最悪、衝突もあり得た」JRの踏切内で高齢女性の車が“立ち往生” 救助した男性が語った緊迫の一部始終
愛知県豊橋市のJRの踏切内で15日午前、乗用車が立ち往生しました。警報音が鳴る中、通行人らが協力して救助に当たる一部始終をカメラが捉えました。
男性:
「押した押した押した。危ない、そこ危ないですよ。こっち、手前に来て」
踏切の警報音が鳴る中で飛び交う緊迫した声。踏切の中には、1台の乗用車が立ち往生しています。
この動画は15日午前11時前、豊橋市小池町のJR東海道本線の踏切で撮影されました。
撮影した男性によると、高齢の女性が運転する乗用車が踏切内で脱輪。動けなくなっていたといいます。
男性:
「自転車でたまたま通りかかったんですけども。慌てて非常停止ボタンを押すように誘導したんですけど、押したらすぐに踏切が鳴りだして、これは危ないと思って。踏切が鳴り出した瞬間、最悪の場合は車に衝突することもあり得ると思ったので、車がもし吹っ飛んできても、おばあさんに当たらないような場所の方向に連れ出しました」
男性:
「入らないで、入らないで!左から来る、左から来るけど。ちょっと入らない入らない!危ない危ない」
男性は車に近づこうとする女性を制止。列車が来ないか確認していました。
男性:
「遠くから電車が来るのが分かったんですけど、後で見たらライトが止まったように見えたので、なんとかぶつからずに済んだなと」
安全を確認した後、車を踏切から出すため、偶然通りかかった男性たちが協力したといいます。
JR東海によりますと、列車に最大で35分の遅れが出ましたが、ケガ人はありませんでした。
男性:
「まずは大事故につながらなくて本当によかったなと。自身の運転もそうですし、周りのお年寄りの運転とかも注意が必要だなと思いました」