名古屋のデパート4社が去年の売上高を発表し、いずれも前年を上回りました。

 去年の売上高で最も伸びたのが松坂屋名古屋店で、前年を14.5%上回る1020億5300万円でした。

 新型コロナの影響で一部売場の休業などがあったものの、一昨年より客足が回復し高級ブランド品の販売などが堅調でした。

 またジェイアール名古屋タカシマヤは前の年を13.3%上回る1382億5900万円で、高級時計売場が開業し売上を伸ばしました。

 名古屋三越は1.6%増、名鉄百貨店本店も3.5%増と、コロナ禍の巣ごもり需要で食料品などの販売が好調で売上高は前年を上回りました。

 ただ、コロナの感染拡大前の2019年と比べると、4社の売上高は、いずれも7割から9割ほどの水準にとどまっています。