オミクロン株が広がる中、感染予防対策としてワクチンと共に期待されるのが飲み薬です。

 現在、国内で使用できるのはアメリカの製薬大手メルクが開発した『モルヌピラビル』。この飲み薬は重症化リスクがある患者に対し、入院や死亡のリスクを30%低下させる効果があるとされています。

 12月、国の特例承認を受け、一部の医療機関などで使用が開始されています。

 そしてファイザーも飲み薬を開発しています。こちらは重症化リスクがある患者に対し、入院・死亡リスクをおよそ90%低下させる効果があるとされています。

 4日、岸田総理はこの飲み薬について「来月中にできるだけ早く実用化を目指す」と明らかにしています。

 国内では塩野義製薬が開発中で、自宅などで療養する軽症者向けのもので、塩野義製薬はこの飲み薬のオミクロン株に対する有効性も確認したとしています。現在は最終段階の治験が進んでいます。