名古屋市中区の松坂屋名古屋店では「大黄金展」が開かれています。会場では、金で作られた置物や食器などが展示販売されています。

 光り輝く今年の干支『寅』は全長2メートル、体には15センチ四方の金箔およそ1500枚が使われていて、参考価格は2000万円です。

 中でも目立ったのが「寅」の製品。

 一際目を引いたのが純金製の物で、値段は11億円です。高さおよそ2メートル40センチ、幅は60センチほど、純金24キロを使って作られたレリーフで、その名もずばり「虎」です。

 高価な商品ばかりにもかかわらず、会場には品定めをする人の姿が…。その理由は金の価格高騰です。

 5日9時半現在、24金1gあたりの価格は去年12月24日よりも129円高い7492円、景気の不透明感が強まる中で「金は価値が安定している」と、2019年ごろから始まった高値は現在も続いています。

セールスマネージャー:
「金の価格がかなり高騰していますので、投資目的という意味で金製品を買われる方もすごく増えてきております」

 大黄金展では、特に純金製の「おりん」が売れているということで、先祖を手厚く供養できるだけでなく、子孫に財産として残せると買っていくといいます。

 またこちらは1月2日から受注が始まった、名古屋城本丸御殿の障壁画「竹林豹虎図」が特殊なインクで印刷された大判小判。大判一枚の値段は純金80グラムで132万円。20グラムの小判は一枚33万円ですが、すでに大判小判合わせて6枚も予約が入っているということです。

 大判小判は随時予約を受け付けていて、金製品を集めた「大黄金展」は1月10日まで開かれています。