オミクロン株が急速に広がる中、通常この時期は「新年会」シーズンですが、皆さん今年はどうするのか取材しました。

大村愛知県知事:
「感染再拡大、第6波の抑制に向けての取り組みにご協力をお願いする」

 愛知でも強まる新型コロナ第6波への警戒感。2年ぶりの新年会を…と期待していた人もいたかもしれません。

 新年会をやるか?やらないか?名古屋の街で30人に聞きました。

50代(やる):
「会社の規定を守ってやります。支店ごとにだいたい(4人の)人数を守って」

60代(やる):
「やりました。今のうちに何人かで行けるうちに行きたいですよね。常に食べてない時はマスクしてました」

 一方、多かった声が…。

30代(やらない):
「やらないです。普通にまだちょっと怖いというか、会社的にも(禁止と言われ)そういうのはまだ先かなと」

20代(やらない):
「オミクロン株がちょっと怖いところもあって。あとは周りの目も怖いですね」

50代(やらない):
「コミュニケーションを色々図りたいんですけど、オミクロンも流行ってきているので。社員も(ストレスが)たまっているので出してあげたいけど」

 およそ8割の人が「やらない」という結果となりました。

 12月から客足が戻り始めた名古屋・栄。九州料理の居酒屋「新九」でも、通常であれば今年最初の書入れ時である新年会シーズンについて聞いてみると…。

新九 栄本店の店長:
「今のところ、まだ来週ぐらいまでしか予約をいただいていない。コロナがだいぶ増えきているので、そこは心配ですね」

 例年なら3週間先まで予約でいっぱいになりますが、1月の予約はまばらで、平日はとても少ないと言います。

 愛知県の「あいスタ」認証を受け、感染対策を強化する中、少人数での利用が目立ちました。

20代のアパレル店員:
「友達です。(Q.友達同士で飲むのは?)楽しい」

別の20代のアパレル店員:
「集まりがあんまり。大人数がダメなんで」

 一方、名古屋の錦三丁目。新年会の二次会・三次会の人で賑わうシーズンのはずですが…。

タクシー運転手:
「(人出は)例年の4分の1から3分の1程度じゃないですかね」

 そこで錦のクラブを覗いてみると…。

スターダストのママ:
「例年と比べると10分の1。オミクロンで(お客も)ミクロの世界ですね。1月4日はお客さんゼロで、5日は6人、6日が1人。『オミクロン株で先延ばし、延期させてくれないか』とお客さまから連絡をもらいました」

 赤字を何とかしようと、空き時間を利用し占いを勉強。「副業」にしたそうで…。

スターダストのママ:
「昼間は電話占い。ちゃんとやれば(ひと月)10万円くらいは稼げる」

 占い目当てに訪れる客も出始めているそうです。

スターダストのママ:
「オミクロンの株はどんどん弱くなっているから、弱くなれーと思って」

 感染拡大が心配される中、夜の街ではたくましく生き抜く店の人の姿がありました。