三重県では7日、新たに21人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日当たりの感染者数が20人を超えたのは去年9月26日の25人以来、103日ぶりです。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などの10歳未満から70代までの21人です。

 四日市市では医療従事者の夫婦への感染が判明し、夫婦の夫で市内の病院に勤務する30代男性は、1月3日から37度の発熱があり、6日に検査をして陽性が判明しました。

 男性は12月29日から1月1日まで県外に住む友人複数人と長野県を旅行していて、このうちの1人に陽性者がいたことが5日に判明しました。

 男性は1月2日から5日まで出勤していたため、市は同僚や患者ら16人を接触者としたほか、2日に男性が家を訪問した親族3人を濃厚接触者として検査を進めています。

 また、男性の妻で四日市市内の医療機関に勤務する20代女性は、5日から38度以上の発熱と喉の痛みがあり6日に検査をして陽性が判明しました。女性は、1月3日から4日まで出勤していて市は職場関係者への接触者調査をしています。

 この夫婦はいずれも自宅療養をしています。

 7日には、三重県の一見勝之知事が緊急会見を開き、「三重県にも第6波が襲来したと言える。会食は可能な限り4人以下でお願いしたい」と感染防止対策の徹底を求めました。

 7日時点の病床使用率は前日6日から1.8ポイント上昇し、4.4%になりました。自宅療養者は7人になり、宿泊療養施設に入所している患者は13人にそれぞれ増えています。