三重県では12日、新型コロナ感染者が去年9月以来4か月ぶりに100人を超えました。県は独自の「感染拡大阻止宣言」を出し、県民に県をまたぐ不要不急の移動の自粛などを求めました。

 三重県では12日、四日市市や桑名市などに住む10歳未満から70代までの111人に新たに感染が判明しました。感染者が100人を超えるのは、去年9月9日以来125日ぶりです。

 このうち、四日市市の男性5人は県内の製造業の会社の同僚で、すでに感染がわかっている従業員の濃厚接触者として検査を受けて陽性が判明し、県は新たにクラスターと認定しました。

一見三重県知事:
「第5波のときのスピードを遥かに凌駕するスピードだということを意識をしていただきたい」

 県は12日午前、対策本部会議を開き、県独自の「感染拡大阻止宣言」を出し、県民に県をまたぐ不要不急の移動の自粛などを求めました。

 宣言では、飲食店への営業時間の短縮などは求めていませんが、4人以下での会食を呼びかけています。

 期限は1月31日までで、今後感染者がさらに増えた場合、県は飲食店への営業時間の短縮要請などを含む県独自の「緊急警戒宣言」に切り替える方針です。