大学入学共通テストが15日に迫っていますが、例年この時期は満席状態になるという予備校の自習室が、新型コロナウイルスの感染が急拡大したことで空席も目立っています。

 名古屋市千種区の「秀英予備校」。15日に迫った大学入学共通テストに向け、受験生が最後の追い込みのはずですが…。

(リポート)
「受験を間近に控えた自習室です。生徒たちは間隔を空けながら勉強しています」

 例年、試験前にはぎっしり埋まるという自習室は、空席もちらほら。

秀英予備校名古屋校の担当者:
「ちょっと前までは良かったんですけど、ここ最近(感染者が)急に増えたので、そういった部分でちょっと不安がっている様子は確かにありましたね」

 予備校では、換気や消毒の徹底など感染対策を続けていますが、ここにきてオミクロン株の感染が急拡大したことで、予備校に来るのを控える受験生が増えたといいます。

 さらに、去年に続き今年も講師らによる試験会場での応援は自粛するよう求められています。

秀英予備校名古屋校の担当者:
「一番受験生が不安なときに近くにいられないので、非常に歯がゆい思いでおります。例年だと緊張している生徒に声をかけた時に、緊張がゆるんだような顔を見たりとか。全国の受験生が同じ状況なので、今までやってきたことを信じて最後まで頑張るしかないかなと思いますので、全力を発揮できるように頑張ってほしいです」