三重県では17日、新たに224人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。月曜日の感染者数としては、過去最多の268人に次ぐ人数です。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から90代までの224人です。

 内訳は津市が45人、四日市市が39人、鈴鹿市が38人などで、半数以上の感染経路が今のところ、わかっていません。

 津市の高校に通う男子生徒7人は同じ寮で生活していて、男子生徒1人の感染がわかり、濃厚接触者などとして検査を受けて陽性が判明しました。この寮での感染者は8人になったことなどから、県はクラスターに認定することも視野に接触状況を調べています。

 また17日の感染者には含まれていませんが、これまでに感染がわかっていた県内の特別養護老人ホームの利用者と職員の男女5人について、県は県内117例目のクラスターとして新たに公表しました。

 県は「利用者の食事の介助の際に職員もマスクを外していることがあり、感染が広がった可能性がある」としていて、残りの利用者など6人の検査を進めています。

 また、ゲノム解析の結果、1月6日から10日に公表された感染者40人のうち、10代から70代までの33人がオミクロン株に感染していたことも発表されました。

 県は「このうち3人の感染経路が不明で、県内での市中感染の可能性が高い」「オミクロン株への置き換わりが着実に進んでいる」と説明しています。

 三重県の17日時点の入院患者は95人になりましたが、重症者はいません。

 病床使用率は20219月28日以来、111日ぶりに20%を超え、20.8%になっています。

 自宅療養の患者も2021年9月9日以来、130日ぶりに1000人を超え、1037人になっています。宿泊療養施設の患者は、65人で前日から変わっていません。