新型コロナウイルスの第6波の拡大が止まらず、飲食店は再び時短営業を余儀なくされることになっています。酒類の提供について、県で差が出たことに不満も出ています。

 名古屋・中区の焼き鳥店「鳥勢」。

鳥勢の女将(客との電話):
「そうです、認証店でございます。おそらく9時までになると思うんですけども、決定次第という形になってくると思います」

 2021年年8月の緊急事態宣言が明けてからは、8割まで売上が戻っていましたが、最近は予約のキャンセルも増え、4割ほどに落ち込んでいるといいます。

鳥勢の女将:
「やはり想像通りというか。感染者数が増えてきてから、キャンセルが相次ぎました」

 今回愛知県では、認証店は午後9時までの時短営業で、酒類の提供は認められますが…。

鳥勢の女将:
「9時までは営業しようと思っていますが、あまりにも状況が変わってくるようだったら休業も考えなくてはいけないと思います。アルコールが提供できるのはありがたいんですけれど、これで本当に収まるのかなという疑問はあります」

 岐阜市の繁華街「玉宮地区」。ここに6店舗の居酒屋を構えるオーナーは…。

オーナー:
「昨日(時短の話を)聞かされて、『え?こんな早く?』という感じ。岐阜はお酒を出せないということなので、そうするとお客さんもほとんどみえないので」

 岐阜県では今回、認証のあり・なし関係なく、すべての飲食店が午後8時まで。さらに酒類の提供もできないため、愛知との差に不満も…。

オーナー:
「なんのために認証してもらったのかというのもあります。居酒屋経営なのでどうしようもね、お酒がないとという感じです。売上も全然、もう本当に10分の1とかひどいもんです。手も足もでないというか、休むしかないと思っています」