愛知県では18日、新たに2145人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。新規感染者数が2000人を超えたのは144日ぶりで、過去2番目に多い人数です。

 内訳は、名古屋市が1003人、豊田市が102人、岡崎市が95人、豊橋市が91人、春日井市が64人、一宮市が51人、瀬戸市が46人、安城市が45人、豊川市が38人、西尾市が37人、刈谷市が35人、犬山市が30人などとなっています。

 また、1月11日から17日までの1週間の新規感染者数を人口10万人あたりに換算すると、県内54の市町村のうち、41の市町が感染状況を示す県の指標で最も悪い「危険」相当である50人以上、10の市町がそれに次ぐ「厳重警戒」にあたる15人以上です。

「危険」の中でも知立市が164.3人で最多、次いで半田市が156.4人、碧南市が146.2人、高浜市が139.7人、蟹江町が130.5人、岩倉市が127.2人、刈谷市が124.7人、小牧市が121.0人、蒲郡市が118.5人、尾張旭市が104.5人、名古屋市が103.9人、西尾市が103.0人、大治町が101.4人、春日井市が100.5人などとなっています。

 こうした状況を受け、愛知県は18日、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請し、設楽町・東栄町・豊根村を除く51市町村を対象とする方針ですが、大村知事は会見で、「直ちに即効性がありすぐ感染が収まるわけではない」との見通しを示しました。

 その上で、まん延防止措置で感染状況を少しでも緩やかにし、その間にワクチン接種を進めたいとの考えを述べました。

 愛知県では、64歳以下の一般の人の3回目接種を当初の予定から1か月前倒して2月から始めるとしていて、2回目接種から6か月が経過した人がすぐ接種できるように県が市町村に接種券の発送を急ぐよう求めています。