21日から東海3県でも「まん延防止等重点措置」の適用が始まりました。感染が拡がり、相次いでいるのが保育施設の休園です。

 21日現在、名古屋市で休園となっている保育園などは、全体の1割以上にあたる93施設で、1万人以上の園児が登園できなくなっているということです。

 こうした中、働く親などの頼みの綱となるのが、一時的に子供を預かる「託児所」です。名古屋市中村区の「託児所ひまわり」では、休園中の施設に通う園児も、濃厚接触者であるなどの事情がない限り受け入れを続けています。

 21日に預かったのは12人。子供たちが増えてくると、駐車場だった場所を改修して作った広いスペースを使い、密にならず遊べるようにしています。手を入れて15秒で殺菌が完了する医療用の消毒機器も導入しています。

 実は感染拡大への懸念から、託児所でも新規の利用受付を止めている所がほとんど。

保護者:
「(コロナは)怖いんですけど、働かなきゃいけないし。やっぱり預かってくれる所があるとすごく助かります」

ひまわりの社長:
「一時的にでも(託児所を利用すれば)負担する経済的な面が増えるので、行政の方で何か手当てができれば一番いいなと私は思います。(行政も含めて)全体的にサポートができればいいなと思っています」