合掌造りの家屋を集めた岐阜県白川村の観光施設で、ソバやキビなどを使った特産の「初午だんご」の販売が始まりました。

 初午だんごは、昔カイコの生産が盛んだった飛騨地方で、豊作を願って旧暦の2月の午の日に家庭で作られていた郷土料理です。

 白川村の合掌造り民家園では、毎年この時期に初午だんごを販売していて、園内の加工所では女性たちが、箱の中の団子の形を確かめながら袋詰めする作業を進めていました。

 初午だんごには、コメのほかにソバやキビを使ったものがあり、だんご汁やぜんざいなどにして楽しめるということで、2月20日まで販売されます。