“異例の補助”は切り札となるか…ガソリン価格が13年ぶりに1リッター170円突破 客「すごいダメージ」
ガソリン価格は13年ぶりに1リッター170円を超え、政府は27日以降、元売り業者に1リットルあたり3円40銭の異例の補助をすることになりました。
利用客:
「いやーもうすごいダメージですね」
「明日か明後日に値上げするかなって思って、早めにガソリンを入れに来ました」
ついに全国平均が1リッター170円を超えたガソリン価格。東海北陸道のひるがのサービスエリアに行ってみると、レギュラーで1リッター187円、ハイオク198円の看板も。
ガソリン価格が170円以上となるのは、実に13年ぶり。この価格抑制に政府が動きました。
萩生田経済産業相:
「さらなる急激な値上がりを抑制することが、可能になると期待します」
政府は25日、初めて「値上げ緩和措置」を発動することを表明しました。基準の170円を超えた分の「20銭」に今週更に上昇が見込まれる「3円20銭」を加えたリッター「3円40銭」を補助します。
名古屋市内のガソリンスタンドでもレギュラーガソリンが170円を超えるところばかり。当面、価格の高止まりが予想される中、一部の販売店では…。
(リポート)
「多くのガソリンスタンドが170円を超える中、こちらは158円となっています」
現金払いで158円と安めの設定に。それでも…。
タカラ石油の所長:
「独自の経営努力でこういう値段でやらせてもらっているけど、12月に比べて10円くらいは上がってますね。1月になってからは、どんどん価格が上昇していますので」
『格安のガソリン価格』を看板にしているこのスタンドでは、「仕入れが下がったのが末端価格にどう影響するのか。初めてのことなのでわからない」と話しています。