三重県では26日、新たに599人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日当たりの感染者数は8月26日の515人を153日ぶりに上回り、過去最多の人数です。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳代から90代までの599人です。内訳は四日市市96人、津市94人、鈴鹿市90人、伊賀市46人、名張市43人などで、全体の半数以上の感染経路が、今のところわかっていません。

 このうち、名張市の幼稚園児など19人が同じ県内の園に通っていて、すでに感染がわかっている園児の濃厚接触者として検査を受けて陽性になりました。この幼稚園での感染者はこれで27人になったことから、県はクラスター発生も視野に接触状況を調べています。

 また、すでに感染がわかっている陸上自衛隊明野駐屯地の隊員ら19人のうち、13人が同じ宿舎での接触で感染が広がったとみて、県はこの宿舎を県内122例目のクラスターとしました。

 一方、新型コロナに感染後に入院していた90代女性が25日に亡くなったと発表されました。

 三重県の26日時点の入院患者は前日から13人増えて160人、病床使用率は34.3%に上がっています。重症者は1人のままで変わっていません。

 自宅療養者数は、前日から393人増えて、2848人になりました。