三重県では27日、新たに590人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日あたりの感染者数は前日26日の599人に次ぐ過去2番目に多い人数です。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から90代までの590人です。

 内訳は津市117人、四日市市93人、鈴鹿市67人、桑名市45人、伊勢市44人などで、全体の半数以上の感染経路が、今のところわかっていません。

 すでに職員と入居者の合わせて25人の陽性が判明していた県内のサービス付き高齢者向け住宅では、新たに2人の陽性が判明しました。

 新たに陽性が判明したのは濃厚接触者として検査を受けていたいずれも鈴鹿市に住む90代の男性入居者と40代の男性職員です。この施設での陽性者は合わせて27人になり県は123例目のクラスターに認定しました。

 1月20日に120例目のクラスターに認定された津市の私立高校の学生寮では26日、新たに男子生徒2人の陽性が判明しました。この学生寮では合わせて21人の生徒に陽性が判明しています。

 三重県の27日時点の入院患者は前日から10人増えて169人、病床使用率は36.4%に上がっています。重症者は1人のままで変わっていません。

 自宅療養者数は、前日から363人増えて、3161人になりました。県内の自宅療養者数が3000人を超えるのは初めてです。