三重県では31日、新たに467人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。月曜日としては過去最多の人数です。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から100歳代までの467人です。

 内訳は津市96人、鈴鹿市70人、四日市市63人、名張市47人、伊賀市42人などで、約半分の感染経路が今のところ、わかっていません。

 24日からこれまでに職員と入所者や利用者の合わせて60人に陽性が判明していた県内の特別養護老人ホームでは、30日に新たに8人の陽性が判明しました。

 8人は、濃厚接触者として検査を受けていた80代から90代までの入所者ら6人と30代と20代の職員です。県によりますとこの老人ホームは、入所のほかにデイサービスとショートステイのサービスもあり、食堂で食事をする際に、マスクを外して会話をすることもあったということです。

 この老人ホームでの陽性者は合わせて68人になり、県は126例目のクラスターに認定しました。

 18日からこれまでに40代の職員1人と10人の受刑者に陽性が判明していた三重刑務所では29日、新たに4人の受刑者の感染が判明しました。三重刑務所での陽性者は合わせて15人になりました。

 三重刑務所によりますと、陽性が判明した職員と受刑者の中に重症者はなく、陽性の受刑者らは共同室から単独室に移されたということです。

 31日時点の入院患者数は前日から15人増えて215人になり、病床使用率は43.6%です。

 県は感染者の拡大を受け、31日から新たに33床の病床を稼働させ合わせて500床になりました。

 重症者は3人のままで、自宅療養者数は前日から25人増えて3901人になっています。