三重県では2月1日、新たに607人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。過去3番目の人数で、火曜日としては過去最多です。

 感染がわかったのは、桑名市や四日市市などに住む10歳未満から90代までの607人です。内訳は桑名市109人、四日市市96人、津市76人、名張市56人などで、半分近くの感染経路が今のところわかっていません。

 紀北町などの40代から90代までの11人は、すでにクラスターになっている特別養護老人ホームの入所者や職員などで、一度検査で陰性が確認されていましたが、その後、症状が出て再検査で陽性がわかりました。この施設での感染者は、79人になりました。

 また県によりますと、三重刑務所では受刑者4人も感染が確認されたということです。三重刑務所は、2月1日までに職員と受刑者合わせて16人が感染したことを公表していますが、感染者の接触状況については、「保安上の理由から公表できない」としています。

 県は、刑務所内でのクラスター発生の可能性について、「受刑者から話を聞けず、施設内の接触状況の調査が難しい」と説明しています。

 また、2月1日の新規感染者には含まれていませんが、県の医療保健部の新型コロナ感染症対策本部の30代男性職員も、29日に発熱などの症状が出たため31日に検査を受けたところ、陽性がわかりました。

 県は、感染した職員と同じ公用車で出張に行っていた職員4人を濃厚接触者として自宅待機をさせたうえで、症状が出れば検査するということです。

 三重県の2月1日時点の入院患者は前日から20人増えて238人になり、病床使用率は47.6%に上がっています。重症者は3人で変わっていません。

 自宅療養者数は初めて4000人を超え、前日から339人増の4308人になりました。