トヨタグループ7社の第3四半期決算が発表され、コロナ禍からの回復傾向もありますが、先行きの不透明感が拭えません。

 デンソー、アイシンなどトヨタグループ7社の2021年4月から12月までの連結決算は、前の年の同じ時期に比べていずれも増収となりました。

 このうちデンソーの売上高は、前の年から14.3パーセント増え、4兆90億円となりました。

 その要因として、新型コロナの感染拡大の影響を強く受けた去年と比べて、自動車の需用が世界で回復したことや、固定費の削減が業績を押し上げたとしています。

 一方、世界的な半導体不足でトヨタが減産したほか、仕入れ価格の高騰の影響から、デンソーやトヨタ紡織など4社は通期の業績予想を下方修正しています。