三重県では2月2日、新たに717人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。1月28日の670人を上回り、過去最多の人数です。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から100歳代までの717人です。

 内訳は四日市市146人、津市123人、鈴鹿市137人、伊賀市67人、名張市45人、松阪市39人、桑名市38人などとなっています。717人のうち、5割以上の感染経路が今のところわかっていません。

 伊勢市の60代から90代までの女性3人は、すでにクラスターになっている特別養護老人ホームの利用者と職員で、いずれも症状が出たため検査を受けて陽性になりました。この施設での感染者はこれで17人になりました。

 また、クラスターになっている別の特別養護老人ホームでも新たに職員1人の感染が判明し、この施設での感染者は80人になっています。

 2日は、入院していた80代の男性が2月1日に亡くなったことも発表されています。

 三重県の2日時点の入院患者は前日から18人減り、病床使用率は44.0%に下がっています。自宅療養者数は、前日から190人増え4498人になりました。

 入院患者が減り、自宅療養者が増えている傾向について、県の担当者は「第6波の初期に感染した人が退院し始めていることと、感染しても自宅療養を希望する人が増えていることが考えられる」と説明しています。