愛知県では2月2日、新たに6191人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。初めて6000人を上回り、2日続けて過去最多の人数です。

 内訳は、名古屋市が2811人で過去最多のほか、一宮市が326人、豊橋市が315人、岡崎市が264人、豊田市が211人、春日井市が167人、豊川市が150人、安城市が107人、西尾市が99人などとなっています。

 名古屋市の90代の女性2人などあわせて8人が亡くなったことも発表され、県内の死者はこれで1212人となりました。

 2月1日時点で、県内で発生しているクラスターは46あり、保育園や学校が20と最も多く、次いで高齢者施設や障害者施設が16、医療機関が8、職場とスポーツクラブがそれぞれ1つずつです。

 大村知事は会見で、新規感染者がまた過去最多を更新したことを受け、緊急事態宣言を出して規制を強化し感染を抑えるべきとの考えを改めて示しました。

 ただ、宣言の扱いは国が判断するとも述べ、「まん延防止等重点措置」の期限となっている2月13日までは今の規制を続けるとしています。

 また、ワクチンの3回目接種がより進まなければ感染拡大は止まらないとし、「接種を大加速させたい」と述べました。

 愛知県では、すでに名古屋空港ターミナルビル(豊山町)・藤田医科大学病院(豊明市)・愛知医科大学メディカルセンター・藤田医科大学岡崎医療センター(いずれも岡崎市)の4か所で大規模集団接種が始まっています。

 2月5日には安城更生病院(安城市)、7日には県の東三河総合庁舎(豊橋市)でも開始する予定です。