悩みを抱える子どもを支えたり、学ぶ意欲を高めたりする取り組みを進めるため、名古屋市が教育委員会に新たな部署を設置する方針を固めたことがわかりました。

 関係者によりますと、新年度、名古屋市教育委員会に設置されるのは「新しい学校づくり推進部」で、子供の意欲を高める学びの改革プランをまとめたり、人生設計の手助けをしたりするキャリアサポート事業を担います。

 また、いじめや虐待などの悩みや問題を抱える子供を見つけ出す「スクリーニング調査」を行うほか、市内30の中学校で実施予定の校内フリースクールなどの事業も所管します。

 市は「新しい学校づくり推進部」の新設にあわせ、スクールソーシャルワーカーを30人、教職員100人余りを増員する方針で、関連の議案を2月定例議会に提出することにしています。