三重県では2月3日、新たに1013人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。初めて1000人を超え、2日続けて過去最多の人数です。

 感染がわかったのは、鈴鹿市や四日市市などに住む10歳未満から90代までの1013人です。

 内訳は鈴鹿市223人、四日市市177人、桑名市166人、津市85人、松阪市58人、伊勢市40人などとなっています。感染者全体の5割以上の感染経路が、今のところわかっていません。

 3日は80代から100歳代までの女性3人が、2日に亡くなったことも発表されました。このうち2人は介護施設に入所していて、そのうち1人は死亡後に陽性が判明したということです。県は、亡くなった3人とも「新型コロナが直接の死因ではない」としています。

 三重県の3日時点の入院患者は前日から11人増え、病床使用率は46.2%に上がっていますが、重症者は3人で変わっていません。

 自宅療養者数は、前日から437人増えて4935人になっています。

 感染者数の急増を受け、一見勝之知事は3日の会見で、2月13日が期限の「まん延防止措置」について、「今のままでは解除は難しいかもしれない」として国に延長を要請するかを来週中に判断したいとしています。

 また緊急事態宣言については、「新たに追加できる措置は限られているので、まん延防止措置で感染を抑えていきたい」と述べ、適用の要請には慎重な考えを示しています。