新型コロナウイルスの感染者が増え続けている状況を受けて2月3日、愛知県はひっ迫する保健所の業務をさらに縮小すると発表しました。自宅で療養する感染者への健康観察が原則1回だけになります。

大村愛知県知事:
「本日2月3日から、保健所業務の更なる重点化を行います。自宅療養の方は仮に容体が悪化すれば、すぐ連絡がもらえるようにして対応していく」

 3日午後に会見した大村知事は、新型コロナの感染拡大で保健所の業務がひっ迫しているとして、自宅で療養している感染者への健康観察の回数を減らすことを発表しました。

 現在保健所では、10日間の療養期間中に健康観察の連絡を3回行っていますが、3日からは療養初日の1回のみに減らし、容体が悪化した場合は患者が自分で保健所に連絡することになります。

 重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人については引き続き、毎日健康観察を行います。

 また、これまで感染が確認された人と、同居する全ての家族に行っていたPCR検査についても原則行わないこととし、対象を重症化リスクの高い高齢者などに限定するということです。