愛知県では4日、新たに6201人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。過去最多だった2月2日の6191人を上回っています。

 内訳は、名古屋市が2334人、岡崎市が446人、豊橋市が334人、一宮市が324人、春日井市が202人、豊田市が178人、豊川市が166人、西尾市が157人、半田市が135人、小牧市が122人、安城市が101人、稲沢市が101人などとなっています。

 1週間前の1月28日金曜日は5267人で、

 4日は、高血圧と心疾患の基礎疾患があった知多市の70代の男性や、基礎疾患のない大府市の80代の女性など、合わせて13人が亡くなったことも発表されました。

 3日時点の病床使用率は50.4%で、5段階ある病床フェーズ(フェーズ0〜2・緊急フェーズ1〜2)で上から2番目の「緊急フェーズ1」に相当します。

 県は2021年9月、「緊急フェーズ1」になった際に一般医療を一部制限し、新型コロナ用の病床を増やす対応をしました。しかし3日時点で入院している1237人のうち重症者は22人で、大村知事は週末に専門家の意見を聞いたうえで病床を増やすかどうか決めたいとしています。

 1月の高齢者施設における感染状況についても発表され、県によりますと、1月は645施設で利用者・職員あわせて1961人に感染が確認され、2021年5月の177施設759人を大きく上回って過去最多となりました。

 利用者や職員あわせて10人以上に感染が判明したのは、46施設だったということです。

 県は2021年12月から、高齢者施設や障害者施設を巡回して利用者・職員に3回目のワクチン接種をする病院に補助金を出すなどして、接種を進めるよう促しています。

 しかし、1月31日時点で接種を始めているのは、県内1万100施設のうち374施設にとどまっていて、県は4日、改めて市町村や県医師会などに通知を出し、積極的な接種を呼びかけました。