三重県では8日、新たに715人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。また、80代から90代までの男女6人が亡くなったことも発表されています。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から90代までの715人です。

 内訳は四日市市170人、鈴鹿市134人、桑名市73人、津市53人、松阪市51人、いなべ市47人などとなっています。5割近くの感染経路が今のところ、わかっていません。

 鈴鹿市の幼稚園児ら25人は県内の同じ幼稚園で、すでに園内で複数の感染者が出ていたため検査したところ、陽性が判明しました。

 県は、この幼稚園でクラスターが発生している可能性もあるとみて調査しています。

 8日は、80代から90代の男女6人が、5日から7日にかけて亡くなったことも発表されました。このうち高齢者施設の入所者が4人で、すでにクラスターになっている施設の入所者も含まれているということです。

 1日に6人の死者の発表はこれまでで最多で、県は「高齢者施設でのクラスターも多く発生していて、高齢者は亡くなるケースもあるので、感染対策に注意してほしい」と呼びかけています。

 三重県の8日時点の入院患者は前日から10人増え、病床使用率は50.2%に上がっています。重症者は4人で変わっていません。

 自宅療養者数は速報値で前日から137人減り、5257人になりました。