円安が追い風となり、トヨタ自動車が売上高・純利益ともに過去最高を更新しました。

 トヨタの去年4月から12月までの売上高は、去年の同じ時期に比べて19.2%増え、23兆2670億円でした。

 また純利益も2兆3162億円と57.8パーセント増え、いずれもこの期間として過去最高を更新しました。

 円安の影響が追い風となったほか、北米やアジアを中心に自動車需要が回復し、前年より8パーセント増え、およそ716万台を販売したことなどが要因ということです。

 一方、新型コロナの感染拡大や世界的な半導体不足が解消されていないことから、今年度の世界生産台数は50万台引き下げました。

 その上で、円安による増益が見込めるとして、通期の業績予想は据え置きました。