三重県では11日、新たに776人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から90代までの776人です。

 内訳は津市115人、四日市市130人、鈴鹿市118人、松阪市54人、いなべ市47人、桑名市88人などとなっています。全体の6割近くの感染経路が今のところ、分かっていません。

 県内の有料老人ホームでは、2月10日までに職員6人と入所者18人が陽性と判明し、県が11日、128例目のクラスターに認定しました。この老人ホームでの陽性者は合わせて24人になっています。

 四日市市の医療機関では2月10日までに職員17人と入院患者52人が陽性と判明し、129例目のクラスターに認定されました。この医療機関の陽性者は合わせて69人で、介助を必要とする患者が多く、職員との距離が近くなったことや換気が不十分だったことなどから感染が広がった可能性が高いということです。

 三重県の11日時点での入院患者は前日から10人増え274人になり、病床使用率は51.3%、重症者は3人となっています。

 自宅療養者数は前日から40人増え5816人になり、過去最多の人数です。