新型コロナの感染が拡大し、愛知県では病床使用率が7割を超えています。病床のひっ迫を防ぐため、愛知県は14日、医療機関に対し、一般診療を制限してコロナ病床を増やすよう要請しました。

大村愛知県知事:
「病床緊急確保を要請致します。入院患者を受け入れられないということがあってはいけませんので、病床転換をしていただいて病床を増やしていただくようお願いしたい」

 14日の会見で大村知事は、県内の新型コロナ患者を受け入れている医療機関に対し、一部の一般診療を制限したうえで、コロナ病床をさらに確保するよう要請したと発表しました。

 愛知県の病床使用率は13日時点で70.8%となっていて、県は新たに222床増やして1888床を確保する方針です。

 一方、先週厚生労働省が、国内2例目となる新型コロナの飲み薬「パキロビッド」を特例承認したことについて、大村知事は期待感を示したうえで「国にはしっかりと供給責任を果たしてほしい」と話しました。