岸田総理は17日、高齢者施設の入所者が感染しそのまま療養を続ける場合、施設への補助金を今の倍の30万円に増やすなど、新たな対策を打ち出しました。

 政府が対策を急ぐのは、高齢者施設での感染拡大が進んでいるためですが、第6波も元々は高齢者施設のクラスターが必ずしも多いわけではありませんでした。

 2月1日時点での愛知県内のクラスターの数をみると、保育施設や学校が20、高齢者施設が16と、若い層により感染者が広がっていることがわかります。

 ところが16日時点では保育施設や学校は5と、4分の1に減ったのに対し、高齢者施設は24と1.5倍に増えています。

 県の担当者によると「学校などは休校や休園の対策を取ることで感染を抑えられるが、高齢者施設の場合はそういう対応は取れないので、感染を抑えるのが難しい」と説明してます。