三重県では17日、新たに852人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から100歳代までの852人です。

 内訳は津市が154人、四日市市が125人、松阪市が112人、桑名市が110人、鈴鹿市が90人、伊賀市が63人などとなっています。

 4割以上の感染経路が、今のところわかっていません。

 伊賀市の20代女性は県内の医療機関の職員で、同じ病棟で複数の職員や患者の感染がわかっていたことから、検査を受けて陽性になりました。

 この医療機関では2月9日以降これまでに15人の感染が判明し、県は「マスクを着用するのが難しい入院患者もいて、共用のトイレや食堂などで感染が広がった可能性がある」として、県内135例目のクラスターとしました。

 17日は入院していた70代と80代の女性2人が、16日に亡くなったことも発表されました。いずれも基礎疾患があったということで、80代女性の死因は新型コロナではないということです。

 2月の死者数は、基礎疾患のある高齢者を中心に41人になり、1か月あたりの死者数としては14日以降、過去最多を更新し続けています。

 三重県の17日時点の入院患者は305人、病床使用率は57.1%で前日と変わらず、重症者も5人で前日と同じです。

 自宅療養者数は、前日から26人減って5643人になりました。