5-11歳への接種…愛知県知事「できるだけ多くの子供に」一方の親たちは踏ん切りつかず「先の影響が…」
愛知県犬山市の保健センターに運び込まれたダンボール箱の山。市内におよそ4100人いる、5歳から11歳の子供のコロナワクチンの接種券です。
21日午前中に郵便局への発送を終え、23日には各家庭に届く見込みです。
犬山市健康推進課の担当者:
「今回、接種券を皆さまに一斉に発送させていただいたんですが、この接種券が届くことを一つのきっかけとして、メリット・デメリット等についてご検討いただきまして」
着々と準備が進む12歳未満の子供へのワクチン接種。準備が行われたこのセンターも…。
(リポート)
「こちら、子供たちが実際に接種を受ける部屋ですが、キャラクターのぬいぐるみがあったり、床にはイラストが施されています」
平日は妊婦や乳幼児の検診で使われていますが、3月5日から土日限定で子供向けの集団接種会場になります。
犬山市健康推進課の担当者:
「市民の方々にとっては馴染みある施設。静かな環境ですとか、明るい雰囲気の部屋の中で接種ができるようにと」
第6波、オミクロン株の流行で広がる子供たちへの感染。愛知県では12歳未満の子供へのワクチン接種に関して、接種券を2月下旬から順次発送し、3月上旬ごろから接種が始まる予定です。
12歳未満の子供の接種を巡っては、国は予防接種法上の「努力義務」とすることを見送りましたが、愛知県の大村知事は積極的な接種を呼びかけています。
大村愛知県知事:
「ご家庭での感染を防ぐということも必要ですし、学校の集団活動をする場で感染力の強い感染症が入りますと広がるリスクが非常に高まりますので、できるだけ多くの子供にワクチンを打っていただければありがたいなと」
なかなか踏ん切りがつかないのが親たちです。
5歳と8歳の子供がいる母親:
「学校も学級閉鎖が続いていたりとか、打った方が大流行が収まるのかなと思ったりもするんですけど」
5歳と7歳の子供がいる母親:
「まだ打たないと思います。(自分は)副反応が結構きつかったから、子供の小さい体に副反応はつらいと思うから」
5歳の子供がいる母親:
「ちょっと怖いなと思って。子供は(感染しても)あまり症状が出ないというので、打たなくてもいいかなと思って」