愛知県では22日、新たに4785人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 1週間前の15日に比べて1877人少なく、内訳は名古屋市が1521人、岡崎市が266人、一宮市が264人、安城市が175人、豊田市が163人、豊橋市が140人、春日井市が134人、東海市が129人、稲沢市が120人、刈谷市が115人、あま市が114人、西尾市が103人、知多市が102人などとなっています。

 22日は新たに8つのクラスターが発生しましたが、このうち6つは高齢者施設や福祉施設、2つは小学校です。

 感染し入院していた稲沢市の60代の女性や阿久比町の70代の男性など、25人が亡くなったことも発表されました。

 大村知事は会見で、新規感染者数については過去最多の感染者数を記録した2月の第3週がピークで、減少局面に入っていると述べました。

 しかし第5波までの経験から、新規感染者数がピークを迎えた2週後に入院者数のピークが来るとして、3月6日が期限となっている「まん延防止等重点措置」の解除は難しいとの見通しを示しました。

 その上で、仮に国が解除した場合、県として独自の規制をすることもあり得ると述べました。

 2月15日から21日までの7日間の平均では、新規感染者数は5736.3人、入院者数は1289.0人となっています。

「まん延防止措置」相当の規制を解除するには、過去7日間の平均で新規感染者数が160人以下、入院者数が456人以下となる必要があり、大村知事は22日時点ではこの指標を見直す考えはないとしています。