愛知県では28日、新たに3255人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 内訳は名古屋市が622人、安城市が182人、岡崎市が172人、一宮市が146人、西尾市が136人、刈谷市が132人、春日井市が126人、豊橋市が125人、豊田市が122人などとなっています。

 また基礎疾患のなかった稲沢市の70代の女性や糖尿病の基礎疾患があった春日井市の80代の男性など、30人が亡くなったことも発表されました。30人は1日に発表された死者数としては過去最多の人数です。

 愛知県では、2月25日から27日の3日間で計59人が亡くなったことが発表されていますが、このうち約9割の54人が70代以上で、残る40代から60代の5人にはいずれも基礎疾患があったということです。

 愛知県の新規感染者数は9日続けて1週間前の人数を下回っていますが、専用病床の使用率は27日時点で66.7%となっていて、大村知事は28日の記者会見で、「入院の状況は高止まりしていて、引き続き医療は厳しい状況」とし、3月6日が期限となっている「まん延防止等重点措置」は延長せざるを得ないとの考えを明らかにしました。

 延長期間は2〜3週間ほどで、飲食店への時短要請など今の規制を継続する見通しも示しています。

 まん延防止措置の延長については、政府が自治体の意向も踏まえ、今週後半にも判断する方針です。