三重県では28日、新たに368人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは、10歳未満から100歳代までの368人で、津市が42人、鈴鹿市が54人、四日市が48人、松阪市が34人、桑名市が24人、鳥羽市が20人などとなっています。4割以上の感染経路が今のところ、わかっていません。

 24日に50代の女性従業員に陽性が判明し、これまでに13人の従業員に感染が確認されていた食品製造会社について、県は28日この集団を138事例目のクラスターに認定しました。

 感染した13人は、2つの部門の従業員ですが食堂で一緒に食事をしたり休憩中に会話することもあったということです。

 28日は、80代から100歳代までの男女4人が27日に亡くなったことも発表されました。

 100歳代の女性は陽性が判明してから県内の高齢者施設で療養していて、重症ではありませんでしたが、急に悪化し、亡くなったということです。

 三重県で2月に亡くなった感染者は、これまで1か月の死者数として最多だった2021年9月の29人を大幅に上回る68人となっています。

 28日時点の入院患者数は、前日から6人増えて240人、病床使用率は45.3%に上がっています。重症者は5人で、前日から1人減りました。

 自宅療養者数は、前日から301人減って4578人になりました。