愛知県では3月2日、新たに5225人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 内訳は名古屋市が1578人、一宮市が389人、豊田市が220人、岡崎市が207人、豊橋市が199人、春日井市が192人、津島市が139人、豊川市が133人などとなっています。

 2日は、糖尿病の基礎疾患があった春日井市の90代の男性や名古屋市の70代の男性など、23人が亡くなったことも発表されました。

 大村知事は会見で、2日午前に、3月6日が期限となっている「まん延防止等重点措置」を延長するよう、政府に対して文書で要請したと明らかにしました。

 延長期間は2週間から3週間ほどで政府が検討していますが、各県の知事が指定する措置の対象区域については、大村知事は引き続き「県内全域」とすると発表しています。

 対象地域を県内全域として続ける理由については、2月14日から3月1日までの16日間の新規感染者数の合計を人口10万人・1週間あたりに換算すると、県内すべての市町村が感染状況を示す4段階の指標で最も悪い「危険」相当の50人以上か、それに次ぐ「厳重警戒」にあたる15人以上であるためとしています。

 54の市町村のうち53が「危険」相当で、中でも高浜市が最も多く935.4人、次いで碧南市が933.2人、大治町が869.5人、飛島村が856.5人、弥富市が776.2人、蟹江町が762.2人、あま市が746.1人、安城市が708.3人、東海市が708.0人などとなっていて、15.0人で「厳重警戒」相当の東栄町を除くすべての市町村で100人を超えています。