入管収容中のスリランカ人女性が死亡してから1年となる6日、遺族らが愛知県愛西市で法要を営みました。

 スリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)は去年3月6日、名古屋入管の施設に収容中体調不良を訴え、その後死亡しました。

 1周忌を迎えた6日、遺族や支援者らがウィシュマさんの遺骨がある愛西市の寺で法要を営み、死亡が確認された時刻に合わせ、鐘の音とともに黙とうを捧げました。

 ウィシュマさんの死をめぐっては、必要な医療を提供せず死亡させたとして、遺族が国に対しおよそ1億5600万円の損害賠償を求め提訴しています。

 妹のポールニマさんは、「施設内の映像を手に入れ、皆さんに見せることが再発防止になる。姉が亡くなった状況を明らかにしたい」と話しています。