愛知県警と名鉄バスが7日、瀬戸市でバスジャック事件に対応する訓練を行いました。

 名鉄バスの車内で声を荒らげる男。

 訓練は、走行中の名鉄バスで乗客の男が暴れた想定で始まり、通報を呼びかけるバスの表示を見た市民などからの通報を受け警察官が駆け付けると、乗客や運転手をバスの外に出すよう説得。そして刃物を捨てた男を警察官が素早く取り押さえました。

 名古屋市北区では今年1月、市バスの車内でナイフを出した男が逮捕される事件が起きていて、対応力の強化が求められています。

 愛知県警瀬戸署の小崎署長は「初動対応であったり連携を再認識できた。人命を第一に考えて、今回の訓練を教訓として生かしていきたいと思っています」と話しています。