7日夜、東海3県の中で唯一「まん延防止等重点措置」が解除された三重県。解除後、初めての夜を迎えた繁華街では、喜び半分・ため息半分の声が聞かれました。

 45日間続いた「まん延防止等重点措置」が解除され、初めての夜を迎えた三重県。近鉄四日市駅前の繁華街では、午後9時を過ぎても営業を続ける店が多くありました。

街の人:
「飲みが大好きなので、まん延防止等重点措置は非常に辛かったですね。(午前0時を)超えても行こうかなと思ってますね」

 飲食店に出されていた最大午後9時までの時短要請が解除され、多くの店が通常営業を再開しました。

きみちゃんらーめんの店長:
「深夜1時までできるようになってほんまに嬉しいです。これからガンガンやりたいですね」

遊ダイニング美沙のママ:
「やっぱり嬉しいですよね。私は延長になると思っていましたよ。愛知・岐阜と東海3県1つじゃない。だったら三重県も(延長に)絶対入ると思ってた」

 東海3県で愛知県と岐阜県が「まん延防止延長」となった一方で、解除となった三重県。

 苦境に立たされてきた飲食店にとっては待ちに待った“解除”ですが、これでただちに活気がもどるのかというと、そういうわけには行かないのが現状です。

風流の担当者:
「久しぶりに皆さんの顔が見られて凄く楽しく短い時間でしたけど、会社がまだまだ許して下さらないからって言って急いで帰られました」

 この居酒屋でも…。

舞きりんの店主:
「早く来てすぐ帰るお客さんが多かったですね。時短に慣れてしまってすぐに帰ってしまう。普通の営業に戻るのがどのくらいかかるのかなとか」

 三重県は3月21日まで、県独自の「再拡大阻止重点期間」としていて、マスク会食の徹底や会食は4人以下にするなど感染対策を緩めないよう呼びかけています。