三重県は、南海トラフ巨大地震が発生し、「巨大地震警戒」の臨時情報が発表された際、72の県立高校全てを休校にし、避難所として活用する調整を進めています。

 三重県では、南海トラフでマグニチュード8以上の地震が発生し、気象庁から「巨大地震警戒」の臨時情報が発表された際、津波の浸水が予想される伊勢市と御浜町にある3つの県立高校を1週間休校とすることにしています。

 県によりますと生徒の安全面に加え、沿岸部の市町から高校を避難所として活用する要望があったことを受け、内陸部も含めた72の県立高校すべてを休校の対象とする方針で調整しているということです。

 県はこの方針を議会に説明し、早ければ新年度から運用を始めたいとしていて、県立の博物館や美術館なども避難所とする運用ができないか検討を進めています。