三重県では16日、新たに562人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。1週前の9日の631人を69人下回りました。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から90代までの562人です。

 内訳は津市109人、四日市101人、松阪市75人、鈴鹿市64人、桑名市42人、伊勢市29人などとなっています。5割近くの感染経路が今のところ分かっていません。

 16日は、60代の男性1人が14日に亡くなったことも発表されました。男性は14日に容態が急変して県内の医療機関に救急搬送されましたが、まもなく死亡しました。その後の検査で陽性が判明したということです。

 この男性は基礎疾患を持っていたということで、県は死因について「新型コロナが直接の原因ではない」と説明しています。

 16日時点の三重県の入院患者は、前日から2人増え131人、病床使用率は24.5%に上がっています。重症者は8人で、前日から1人増えました。自宅療養者数は、前日から42人増えて3849人になりました。

 県が3月5日〜11日までに公表した新規感染者のうち、60歳以上が1割を切る一方で、20歳未満が約4割に迫りました。一見勝之三重県知事は16日の会見で若年層への感染拡大を懸念して、積極的にワクチン接種を受けるよう求めました。