愛知県では16日、新たに3761人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 1週前の9日から877人少なく、内訳は名古屋市が1321人、一宮市が191人、豊田市が178人、岡崎市が176人、春日井市が151人、豊橋市が129人、西尾市が104人などとなっています。

 基礎疾患のなかった稲沢市の90代の女性など高齢者14人が亡くなったことも発表されました。

 新規感染者数は15日までの7日間の平均で3098.9人と依然高く、県の感染状況の指標(レベル0〜4)で最も悪い「レベル4(2027人以上)」に相当します。

 15日時点の病床使用率は49.8%と2月3日以来の50%未満となるなど、下降傾向になっています。

 16日、県は国に対して「まん延防止措置」を期限通り21日で解除するよう正式に要請しました。

 大村知事は解除の理由として、3月7日の週の半ば以降、新規感染者数の減り方が大きくなったことや病床使用率が「まん延防止措置」解除の目安となる50%を下回ったことなどを挙げています。

 しかし、22日以降は春休みの行楽シーズンで感染再拡大の恐れもあることから、大人数や長時間での飲食を控えるよう呼びかけるなどして、県は引き続き感染対策を促すとしています。