三重県では24日、新たに557人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。1週前の人数を20日ぶりに上回りました。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの557人で、内訳は四日市市が103人、鈴鹿市が81人、津市が73人、桑名市が69人などとなっていて、半数以上の感染経路が今のところわかっていません。

 また3月4日から14日に感染が公表された20代から70代までの男女24人は同じ障害者施設の入所者や職員などで、県はこの感染者の集団を新たに147例目のクラスターとして、発表しました。

 感染した入所者は8つのグループホームに分かれて生活していましたが、1つの作業所を使っていたということで、県は「マスクの着用が難しい入所者などもいて、作業所への送迎バスなどで感染が広がった可能性がある」としています。

 1週間前の3月17日の新規感染者は516人で、24日は41人増えています。

 新規感染者数が1週間前の人数を上回るのは3月4日以来20日ぶりで、県は「3連休の移動などで感染者が増えたことも考えられる。確実に収束に向かっているとは言えず、感染対策の徹底をお願いしたい」としています。

 三重県の24日時点の入院患者は前日から15人減って124人になり、病床使用率は23.7%に下がっています。重症者は7人で変わっていません。

 自宅療養者数は前日から85人増えて2936人です。